2017年12月25日 (月)

国内ツアーの盛り上がりは必須

那須ブラーゼンは今年5年目のシーズンを終えて、次なる5年の展開を見据える時期に差し掛かっています。


これまでの5年は那須ブラーゼンが存在し続けることが最重要ミッションであり、ただただ必死で、周囲を見渡す余裕もありませんでした。


しかし、5年の間に、地域に受け入れていただき、多くの支えによって確かな形へと成長することが出来ました。


今年那須ブラーゼンの運営は6000万円弱の規模となり、確かに那須ブラーゼンのスタイルを発信し続けられるようになったと自負する一方、まだまだ多くの事が十分ではないのが現状です。


そして、次の5年を見据えるにあたり、今後国内ツアーが発展・振興していくことは、大変大きな希望となります。


先日、ツアーの運営主体であるJBCFの2018シーズンに向けた方針発表会があり、その中では2019年度にはツアーへの加盟規定を厳しくする旨の説明がありました。(詳細はこの場では割愛します。)


率直な感想としては、ツアー(連盟)が前進する覚悟を持っているなら、同調し共に進もうと思いました。


規定の細かい内容については、各チームが置かれている環境によって賛否あるはずですが、今回の規約の追記がもたらそうとしている最も本質的なことは、ツアー(連盟)が旗を振り、同じ志を持つ団体が集い、どこを目指していくべきなのか議論を深めて進む方向を決して行くことなのではないかと思います。


全会一致で前進することは非常に難しいとおもいますが、少なくとも、那須ブラーゼンの信じるところでは、議論の先でプロツアー化が進むことを望んでいます。


ツアーの価値が高まれば同時にチームの価値も高まり、また各々のレースの価値が高まれば、魅力的なホームレースをホームタウンに返すことができますので、考え方はとてもシンプルです。


ブラーゼンの立ち上げに関わり、当初から抱いている思いとして

サイクルロードレース(=自転車)は興行、健康、生活etc. 多くの側面で人々の生活を豊かにすることができるということと、サイクルロードレースが社会に必要とされる存在であることを証明するのがチームの役割であり、その役割が果たせたとき初めてチームとこの競技が存在し続けられるのだと信じてきました。


また、自分達が何を成し遂げるためにチームと共に働いているのか?という問いが、自分達の行く先をシンプルに照らしてくれます。


誰を喜ばせるためにチームはあるのか?
それは
地域やチームを支えてくれるすべての人であり、ファンやサポーター、スポンサーやサプライヤーです。


喜ばれる為のチーム作りには何が必要なのか?
それは
担い手です。


担い手が増えるためには何が必要なのか?
それは
賛同に紐付いた、資金も然り、活動するために必然なすべての資源です。


この構造を実現するために、今、日本国内で最も有効な単位が地域密着型チームであり、それが、僕達が信じる“地域密着型”の真髄であると考えています。


一方で、地域密着型というモデルが、必ずしも全ての環境や理念に対して万能に力を発揮する訳でもないので、様々なタイプのチームがより集まってツアーを構成することが想定されますが、少なくとも、行く先はどこに設定し、それを成し遂げるには何をしなくてはならないのか?

詰めきった先で行わなければならないことは非常に明快です。


ツアー(連盟)は、向かうべき先と、それに至る為に必要なことを示し、時にはチームそれぞれに運営のサポートやノウハウの提供を行うことが望まれることになると思います。


チームの運営だけでもまだまだ足りていない部分も多くありますが、できる限り大きな“面”の前進にも貢献していきたいと思います。


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【JBCF50周年パーティーにて連盟とツアーの未来についてレジェンド達が語っていました】

2017年12月 6日 (水)

清水良行監督ありがとう!

既に公式に発表をいたしました通り、今シーズン一杯で清水良行監督が退任することとなりました。
私にとっては、チームの立ち上げから5年間、二人三脚で歩んできたパートナーを送りだすこととなります。

2012年の11月。雪の舞う那須湯本で、まだ誰も歩んだことのない道への挑戦を共に決意してから5年が経ちました。
あの日、あの時、清水良行の合流が無ければ那須ブラーゼンは今の形にはたどり着けていなかったでしょう。

思い返してみれば本当に苦しく、身も心も折れそうな時期がたくさんありました。
一心不乱に、ただ前進するために、右も左もわからない、判断もつかないまま、自分達が適合するべきポジションに向き合い、自分達に変化を求め続けてきました。自分自身の思いと求められるものの間で、心と体が引き裂かれる思いを何度も共に乗り越えてきました。


その度に、「いつか心から笑顔で酒がのみたいな」なんて会話をしたものでした。


私と清水監督は皆さんもお気づきの通り、タイプが全く違う組み合わせです。
でも、事細かに言葉を交わさなくても、向かう大きな方向を一致させることが出来ていました。そうして、何とかこの5年を形としてきました。
吉岡選手がツアー初優勝を挙げた時に清水監督が流した涙には、それまでの4年の思いが詰まっていましたね。すべてが報われる瞬間がそこにはありました。
この5年で那須ブラーゼンは、手前味噌ながら、日本国内において確かな存在感を示すトップチームに成長しました。また、多くの優秀な若手選手を育成し、送りだしてきました。


ここまで、チームを率い、那須ブラーゼンの育ててくれた清水良行監督に、心からの感謝と、卒業にあてたエールをお送りしたいと思います。
清水監督、5年間お疲れ様でした。
本当にありがとうございました。

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【2013年Jプロツアー美浜ロードレースが、揃って選手として走った最後のレースとなった】
©Nobumichi Komori/HATTRICK COMPANY

2017年7月 6日 (木)

ツールと那須高原ロングライド

昨日はJ SPOPTS「ツール・ド・フランス第5ステージ 生放送」の解説を担当させて頂きました。
J SPOPTSの番組内では初解説で、しかも今ツール中継の中でも序盤の重要ステージでしたので、ガチガチに緊張して控え室入りしたのですが、実況の永田さんと、解説の狩野大先輩が入りからリラックスできる空気を作ってくださり、お陰様で長丁場かつエキサイティングなステージ解説を終始楽しく終えることが出来ました。


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放送の中でも那須地域の自転車事情に触れさせていただきましたが、今週末は那須地域の自転車文化の祖である「那須高原ロングライド2017 with那須ブラーゼン&宇都宮ブリッツェン」が開催されます。那須地域が自転車との歩みを始めたのは、震災の風評被害で落ち込んだ那須地域を「もう一度元気にしたい」という想いで決行された、おもてなしに溢れる本イベントがきっかけでした。その想いに育まれてきた私達那須ブラーゼンにとっても特別な週末です。

もちろん、まだまだ1週目のツール・ド・フランス2017も見逃せませんし、那須地域×自転車にもご注目ください。

今週末はお互いに少し寝不足ぎみで那須高原でお目にかかりましょう(笑)

那須でお待ちしてます!!

【J SPOPTSコラム&ブログ】
http://www.jsports.co.jp/press/article/N2017062111270612.html

今ツールを前に、兄貴である廣瀬GM(宇都宮ブリッツェン)と共に、対談コラム記事を特設ページ内でご紹介頂いています。是非ご一読を。

【那須高原ロングライドwebページ】
http://nasukougenlongride.com/
※エントリーは終了しています。

【那須ブラーゼンwebページ】
https://www.nasublasen.com/

2017年5月21日 (日)

たくさんのご来場お待ちしてます!

なんだか昨年から数えて僕の投稿はお願いばかりですね(汗)
冒頭にお願いを2点

■6月10、11日開催の「那須塩原クリテリウム/那須ロードレース」になるべく多くのお客様においで頂きたい
■大会の有料観覧席をお買い求めいただきたい


その理由を記します。

6月10-11日に開催される「那須塩原クリテリム/那須ロードレース」の観覧チケットが昨日「チケットぴあ」より販売開始となりました。


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Jプロツアー(JBCF)レース史上初となる試みであり、那須に迎えるホームレースの中で各方面のお力添えを頂きながら、ブラーゼンも主体的に準備に携わり実現した取り組みの一つです。

今回、イベントの共催を担う実行委員会内に身を置き、レース開催に向けた準備に自分自身も携わる中で、なんとしても実現したかったのが、この“チケットセールス”でした。

多くの皆様もご存じの通り、自転車ロードレースは通常、観戦や観覧は無料なもので、主催者・チームはそれぞれ所謂“観客収入”を得ない構造になっています。

様々な理由やハードルがあるとはいえ、この構造はプロスポーツに関わるビジネスモデルとしては非常に歪で特異です。

レースの開催側に立てば、チーム運営と同様に、当然レース単体の収支も厳格に管理しなくてはなりません。
現状、レース開催に必要な経費は協会(JBCF)と共催団体(地元実行委員会を指します)が負担し合うこととなっていて、共催団体はこの資金調達を「地元の協賛社・スポンサー」に頼ることとなり、チームが抱えている運営の実情に近しいものです。

実際に今回の大会へ地元から100社以上の賛同を得ても、予想される支出に収入が追いついていない憂うべき状況です。

少し過激な書き方ですが、日本国内で『レースもレース以外も楽しめるまともなイベント』の開催が難しいのは

「お金がない(収入源がない)」

「イベントが魅力的にならない」

「人が集まらない」

「競技が認知されない」
「選手の人気が出ない」
「人が集まらないので広告を出す価値がない」

「広告料が取れないのでイベントを縮小する」

「もっと人が集まらない」

上記のスパイラルが原因であり、今回の国内ツアーにおけるチケットセールスを伴う(=観戦客にも個人単位で大会を支えてもらう)レース・イベント開催が成功すれば、日本のロードレース界の大きな前進にもつながるものと思います。

また、特に観光地密着型である那須ブラーゼンがレース開催に関わるメリットは非常にわかりやすく、2日連続で開催されるホームレースに宿泊や飲食を伴って多くのお客様がおいでになられたとすると、「チームが地域に存在すること」⇔「ホームレースを開催すること」の意義が一気に高まります。


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photo by ©YUKIO MAEDA/M-WAVE


このモデルケースの形成が達成されれば
・盛大で魅力的なレースイベントの開催が各地で検討できる
・地域密着型の自転車ロードレースチームが各地に誕生する意義が生まれる
・国内におけるサイクルロードレース人気が各地域レベルから高まる
・ホームレースの収益によりホームチームが支えられる
・・・
etc

そんな構造に大きな変革をもたらすのが今回の「有料観覧席の販売」であり、是非、歴史的な一歩をレース観戦においでくださる皆様お一人お一人のお力添えによって共にし、レース開催を成功させたいのです。

レース運営に関わる資金も大きく不足しており、皆様のご賛助が必要不可欠です。

シェアや拡散も含めて、皆様のお力添えを、どうかよろしくお願い致します。

【大会公式WEBページ】
http://nasu-criterium-road.com/
【チケット販売-「チケットぴあ」】
http://md-ticket.pia.jp/pia/ticketInformation.do?eventCd=1723440&rlsCd=001
【ブラーゼン応援宿泊+観覧プラン】
http://nasu-blasen-naspo.cocolog-nifty.com/information/2017/05/towa-5509.html

2017年4月 2日 (日)

ツアー初優勝から悔しさの中に

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©YUKIO MAEDA/M-WAVE

お陰さまで3月19日(日)「2017Jプロツアー第2戦“宇都宮ロードレース”」において、吉岡直哉選手がチームにツアー初優勝をもたらしてくれました。


チームとして、公式戦勝利は2014年全日本選手権ロードレースで佐野淳哉選手が日本チャンピオンを獲得した時以来でもあり、勝利の瞬間はビジョンを見ながら実況を担当していたのですが、我を忘れてしまうほどでした。


前回の勝利は「何が起こったのかわからなかった」放心状態で迎え得たものでした。


しかし、今回の勝利はたくさんの苦難を乗り越え、応援してくださる皆様と選手・役員スタッフが一体となり、勝ち取った勝利でした。


個人的には業務中にも関わらず取り乱してしまいましたが、なによりも「勝利」を実感させてくれたのは、ブラーゼンに関わりみてくださっているすべての皆さんが、心からこの勝利を当事者として喜んでくれたことでした。


プロスポーツチームが戦った先にあげる勝利の力の偉大さを、むしろはじめて知ったような感覚を持ちました。


吉岡選手の「このチームで勝ててよかった」という言葉は、本当に関係者冥利に尽きるすべてを集約したコメントでした。
ありがとう!


ブラーゼンの全員が「もっともっと勝ってあの痺れる感覚を味わいたい」と渇望し、今また新たな壁と戦っています。


今日は「第一回ツールドとちぎ」の最終ステージ。
これだけの素晴らしい舞台に出場する選手達は全員が心を震わせていることでしょう。


地元勢であるブラーゼンにとってはなおのこと、この舞台での走りは大きな意味と意義を持ちます。


引き続き、応援宜しくお願い致します‼

2017年3月14日 (火)

2017シーズン、いよいよ!

 先日、312日には那須ブラーゼンとして5回目となる「スターティングパーティー」を催し、たくさんのご来場の皆様にチームのシーズンインを盛り立てて頂きました。今年のスターティングパーティーは、原点回帰とリニューアルの同居のために、1年目のスターティングパーティーを催した那須ガーデンアウトレット様にて開催いたしました。今年は約200名ものご来場に恵まれ、良い形でシーズンのスタートを切れたこと、うれしく、感謝の気持ちでいっぱいです。

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【選手達が一様に良い笑顔 2017シーズンスターティングパーティー】
©YUKIO MAEDA/M-WAVE







毎度改めて初心に返るところで、お力添え頂いているたくさんの皆様の期待にそれぞれ応えられているのだろうか?という自問と同時に、このチームそのものが存在する奇跡に胸を馳せます。さまざまな歴史の積み重ねと、関わってくださるすべての関係者の皆様の気持ちの織り重なりによって“今”を形作っている那須ブラーゼンの存在そのものが、あまりにも尊く、価値のあるものです。ホームである那須地域には、「那須高原ロングライド」の誕生から、様々な関係者が自転車にまつわるあらゆる環境の整備と調整を行ってきました。

何かが成り立つということはことほど左様に、礎があり、思いがあるものだと思います。我々のように、その礎と思いによって舞台を用意頂いている人間にとって、ことの成り立ちを思うことができるかどうかということは、大変重要なことであり、また、あまりにも幸運な選択の余地を与えられているのだと思います。



今後も、常にこの初心を忘れずに、たくさんの思いを形とし、更にたくさんの思いに結集して頂けるようなチームと環境づくりをしていくことを使命にしていきたいと思います。


 2017シーズン、那須ブラーゼンの躍進を皆さんと共に!

2017年3月 4日 (土)

2月って

世にありふれた感想を改めて自分のブログに書くのはどうかと思うんですが、2月ってあっという間に終わりすぎて困りますよね。

なんで28日しかないんだ?
31日の月を30日にちょっとずつ削ったりして帳尻を合わせられないのか!?
などなど、文句はつきません。
いえ、文句を言いたいです(笑)


現在の暦はかのユリウス・カエサルが関わったとされる「ユリウス歴」を基礎としていて…
ふむふむ。そうそうか。


こんなこと言っていてもあっというまに開幕して怒濤のシーズンインですから、もう全力でやりきるしかないですね!


選手達は、お陰さまで沖縄で良いトレーニングをできているようなので、負けてられませんね。

2017年2月28日 (火)

まずい。そうだ!自分にペナルティを課そう!

『那須ブラーゼン2017スターティングパーティー』
がいよいよ迫ってきました。
3月12日(日)18:00-
那須ガーデンアウトレット様にて
皆様の奮ってのご参加お待ちしております。


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そんな今日、かれこれ前回の更新からは2週間以上が経ってしまったではないですか。

これはいけない。

自分がこんなことではいけないんです!!

前回の更新は勢いで中3日でしたから「週の中で一回だよね」と余裕のつもりでいたら結局2週間経っちゃいました。なんて言い訳は通用しません。
させません。

なんという怠惰。なんという体たらく。
猛省して、明日一日馬車馬のように働きます。

ローカルルールで「週一回の更新」を義務付けて以来、『縛り』に対する付き合い方も今さらになって学んでいる次第です。

更新が約束通りできなければ価値がありませんし、更新そのものをストレスに感じすぎても何か本質を失ってしまう。

世の所謂「出来る人」達はどの様に心のバランスをやりくりしているのでしょうか。

今回は一回目の警告ということで(甘いですね)次回以降は重大なペナルティを課すことを誓いまして結びとさせて頂きます。

2017年2月12日 (日)

無失点

シーズン開幕まで一月を切り、徐々に運営会社内の動きもシーズン中モードに移行する時期に差しかかってきました。

特にレースシーズンが始まると大きく変わるのが現場の統括をする監督の役割とメカニックの役割で、今回は「失点が許されない」“メカニック”の役割について触れていきたいと思います。


最近その役割を象徴的に感じる場面があったのでその事も含めてご紹介をしたいと思います。

最近、深~いご縁あって郡司メカニックと共に草サッカーのピッチにたたせて頂く機会を得て、共に助っ人としてピッチにたったのですが、実は郡司メカニックは高校時代までバリバリのサッカー少年で東京都選抜にも選ばれたことがある逸材で、かくいう私はテニスと自転車の畑で育ったコンタクトスポーツとは無縁のもやしっこ。

そんなもやしっこに、本業がゴールキーパーだった郡司メカから次から次へと的確な指示が飛びますが、いかんせんもやしっこですし体力が衰えていますから中々指示通りに体が動いてはくれません。

そんな中でも好セーブ(私にはそう見えます)を連発して失点を防いでいる郡司メカを見ておもうことがありました。

今も昔も「失点を許されないポジション」という共通項で求められる仕事を全うしているのだな。と。
それは大変な苦労があるのだろうなと。

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同時に、常にその苦しみと難しさを知っているからこそ、今のブラーゼンのメカニックに求められる多様で柔軟な対応にも応えられてくれているのだろうなと感じた次第でした。

那須ブラーゼンの選手達が駆るバイクだけでなく、普段レンタサイクルでご利用頂くお客様のバイクまで、数も多く、振り幅大きいニーズに応えてくれているからこそ、今のブラーゼンの活動と事業があるのだなと、自分自身はサッカーグラウンドのピッチ上でひたすら目だけでボールを追うなかで感じたのでした。

いつもありがとう。
明日からランニング始めます。

無題

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